新井 崇博

職位
助手
出身地
埼玉県本庄市.利根川を渡ればもうそこは群馬県です.
好きな映画
今HOTなのは,「シン・ゴジラ」(2016,庵野秀明総監督).SFやアクション系の映画が好きです.
趣味
プログラミング (C++),ゲーム (2Dシューティングゲーム),街歩き.
好きな本
「C言語 ポインタ完全制覇」(2001,前橋和弥,技術評論社),「C++テンプレートテクニック 第2版」(2014,επιστημη・高橋晶,SBクリエイティブ),「心理学 [第5版]」(1996~2015,鹿取廣人ほか,東京大学出版会).
好きな言葉(座右の銘)
バランス感覚

新井助手

情報を学ぶ学生にとって大切なのは、どのようなことだと思いますか。
  すんなりとうまくいくことが正義,と思わないことです.「失敗しても大丈夫.」ということです.プログラミングや情報機器の扱いで,「うまくいかない」は付き物です.それはプロであってもそうです.うまくいかなくても落ち着いて.焦ったり,苛々する必要はありません.
  情報を学んでいくと,さまざまな「手順」を習得していくことになりますが,「誤った手順」は「正しい手順」と同じくらい重要で,価値があります.「誤った手順」と「正しい手順」とを比較し,その差を見ることで,なぜその手順が正しいのかが分かるからです.そうして様々な誤りパターンを知見として集めていくことが,やがて技術力の獲得につながっていくのではないでしょうか.
  厳しい局面に出会うこともありますが,以上のようなことを念頭に置いておくと,ステップアップにつなげていくことができると思います.
ゲームという分野の魅力について教えて下さい。
  ゲームには,コンピュータグラフィックスをはじめ,様々な技術要素が集約されているところが,まず最初の魅力だと思います.
  さらに分け入っていくと,それぞれの技術要素についてまた別の魅力があるのですが,私は特に,「集められた技術要素の組み立て方」に魅力を感じます.各技術要素の「安定した組み立て方」には再利用性が生まれ,後年の開発効率を向上させるはたらきがあるのですが,この再利用性がある構造というものは大変美しいもので,私はこれに強い魅力を感じています.
  ゲームというと,作品としての魅力が語られることが多いのですが,私の場合,こうした,製品としての魅力に着目することも多くあります.まあなかなか伝わりにくいものですが.
  そうしたゲームソフトウェアの組み立て方を,より汎用的で効率的なものとする「(ゲームを中心とした) ソフトウェア設計」が私の専門とするところです.今は縁があってゲームではない研究をしているのですが,ゲームの方で育てたプログラムもちゃんと役に立っています.
休日は、どのような生活をしていますか。
  休日は,家にいるときは,プログラミングをやっているかゲームをやっていることが多いですね.最近は様々な開発環境が無償で入手できるようになっているので,それらを導入して動かしてみるのが楽しみです.ゲームは以前ほど長時間はやらなくなったと思っていますが,やるときはやります.
  最近は街歩きの魅力に取りつかれているところがあるので,ぶらぶらと街並みを眺めに行くことがあります.いつも通らないような道を歩くと,新たな発見があるものです.気になる場所があるとそこに行って「しらべる」コマンドを発動させています.たまに行き方が分からなかったり,鍵を持ってなくて入れなかったりするのですが.
  ゲームセンターに行くこともまれにありますが (かつては毎日通って腕を磨いたものです.),私の好きなタイプのゲームは最近めっきり姿を消し,秋葉原か高田馬場に行かないと安心して遊べないので難儀しています.