比江島 欣愼

職位
教授
出身地
宮崎県
好きな映画
Matrix シリーズ,Star Wars シリーズ
趣味
バスケットボール,ランニング,ビリヤード,PC弄り,水曜どうでしょう
休日にすること
バスケットボール,ランニング,ビリヤード,水曜どうでしょう
好きな本
松本大洋の漫画
好きな言葉(座右の銘)
「一生どうでしょうします」

比江島

データサイエンスという授業を全学科で担当されていますが,医療の分野でデータ分析や統計がなぜ大事なのですか?
医療の分野では,人の生命や健康に良い影響を与えるもの(例えば薬剤や治療など)を積極的に受け入れ,悪い影響を与えるもの(例えば感染や医療過誤)を排除する行為を日常的に行っています。こうした行為の際には,因果推論(原因と結果の関係を推測し議論すること)が必要不可欠となります。精度の良い因果推論を行うには,「偶然に起こるかもしれない」ということを考慮に入れ,数多くの事例を正しい手続きにしたがって眺めていく必要があります。そのため,統計学を利用したデータ分析は,因果推論において重要な役割を果たすことになります。現在,精度の良い因果推論の結果は「エビデンス」と呼ばれ,医療分野で行われる様々な行為の根拠を与えています。
先生が医療統計学を専門にされるまでの経緯を教えてください.
私は中学校・高校の教員になろうと大学では数学を専攻しました。あまりまじめな学生ではありませんでしたが,講義で聴いた「統計学と意志決定に関する話」にとても興味を持ち,ゼミで数理統計学を選択しました。そのうち統計学を応用できる分野で働きたいと思うようになり,卒業後は製薬メーカーに就職し,治験(薬剤候補物質が疾患の治療に有効でかつ安全かどうかを,ヒトを使って確認する試験のこと)のデータ管理及び統計解析業務に就きました。この業務を担当しているうちにもっと統計解析について見識を深めたくなり,大学院に進学し,博士号を取得後,医学部の教員になりました。医学部では,メーカーでの経験と大学院で得た知識を生かし,医師と協働して新しい治療法の開発等に授業の傍ら取り組みました。疫学に関する興味もこの時期に沸いてきました。現在は,因果推論を基本とする医療に関連する問題の統計的な解決に取り組んでいます。
先生が最近はまっているもの(趣味など)を教えてください.
はまっているものは,御存知「水曜どうでしょう」でございます。最近(平成23年7月現在)4年ぶりに復活して内輪でかなり盛り上がっております。あと韓流系にはまっております。ドラマは「コーヒープリンス1号店」,映画は「国家代表」,「あなたの初恋探します」がおもしろかったです。KARAのファンです。はまっているものというわけではありませんが,昨年(平成22年)の夏からランニングをしています。フルマラソンの完走とサブフォー入りを目指して,月に200〜300kmほど走っています。最近(平成23年7月現在)は体重も絞れてきたので,バスケットボールを再開しました。