これからのアメリカの医療は、医療的分析能力は重要視され、医療情報の質管理向上のために、RHITやRHIAの存在が重要である。
医療費の削減は、どの国でも重要課題である。 その中、シアトル研修全体で感じたことは、各訪問した医療施設それぞれが、「医療費削減」をテーマに、独自に力をいれていることである。 特に、在宅ケアやテレフォントリアージなど「情報〜IT〜」を駆使して病院を使わずに、病気の緩和や相談ができる方法を取りいれ始めている。これによって病院は、本当に医師の診療が必要な患者のみ処置ができるので、余分な診療費用がかさむことを避けることができる。 これらように、ITシステムを使った新しい医療体制を構築する医療機関が増え、このようなシステムを構築できる医療情報の人間は、ますます脚光をあびてくるのではないかと考える。
私は、診療情報管理士として、「質の高いデータを作る」、「それを分析する」ことを大事にしていきたい。 そして、分析した結果から自分の病院で何が求められているかを知り、大学4年間で学んだIT技術等を利用し、院内のシステム構築をしていきたいと思う。
今後の課題として、テレフォントリアージを日本に取り入れてみたい。 そのためには、どうするべきか、じっくり検証していきたいと思う。