東京医療保健大学 海外研修レポート

医療情報学科シアトル研修


医療保健学部 医療情報学科
山下和彦准教授

本年度も医療情報学科の専門家育成のための海外研修としてシアトル研修が行われました.本研修は昨年度から始められ,今回で2回目でした.本研修の目的は,医療情報学科の専門家研修という位置づけで行われ,日本国内にて,医療情報の取り扱いや利用のメリット,デメリットを座学で学習し,国内の医療機関(川崎市立多摩病院)を見学した後に,海外での研修を実施しました.このことで,講義で得られる知識と本講座独自の知識,さらに,国内外の医療機関や大学・企業等の知識や経験が得られ,通常では得られない貴重な経験と学習が期待できます. 本研修の研修先は,大学・教育機関,民間病院,国立病院を選択しており,座学のみではなく積極的に医療現場やコーディングの現場,その場で働いている人に直接お話しを聞けるよう構成しています.これらを選んだ着眼点は,

  1. 大学教育機関から見た医療情報とその教育
  2. 実際の医療現場で活かされる医療情報とその方法
  3. 全米の医療情報をネットワークで結ぶことでエビデンスを構築している国立病院における医療情報の役割
  4. 地域連携の立場から医療・福祉(介護)・健康を支援するコールセンターやテレヘルスへの見識を深める

などについて実際に体験し,肌で感じるところにありました.

今回も大変有意義な研修が実施できました.本研修は,シアトルの研修先のスタッフ,ホームステイのホストファミリーの皆さん,多くの関係者のご協力があって成り立っています.感謝申し上げます.私たちは,これらのご好意に感謝の気持ちを忘れずに,今後も活動したいと思います.

更新履歴

2009.06.19

サイトをリフォームしました

2010.02.09

2008年度の研修報告をアップロードしました







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