参加者は医療情報学科 3年生 3名,2年生 8名,引率教員 2名の合計13名.
2月18日から3月2日までの12泊14日
タコマコミュニティカレッジはアメリカの医療情報技師(コーダー)を養成している大学である Health Information Management(医療情報の管理: HIM)の技術者が知っているべきこと a.支払い,b.政府の規制,c. Data quality(データの質)について Data quality 集められた医療情報から新しい科学的根拠や適切なケア,医療の質を確保するために基礎となる位置づけにある. outcomeドリブンだと病院の収入も増えていく.患者も満足度が高く,治療成績もよい.それには医療情報が鍵を握っている.
パソコンに情報を入れるというのは仕事の半分でしかない.残りは使える形にしなければならない. Indicatorはみんな同じでないと比較ができない.つまり定義が同じでなければならない.
訪問看護師に同行し,2名の患者の家に訪問し,その手法,考え方等について学習した.
インターネットにつながったコンピュータで操作ができる(コンピュータはオンラインである). そのため,遠隔で7,8人が働いている→コンピュータがオンラインだと遠隔で働くことができる. トリアージは仕分けをする作業.電話相談にも対応している.救急費用の削減に大きく寄与できる. テレフォントリアージを行う上で,PC上に記録を行うが,このやり方は標準化されている. 誰がトリアージしても,同じアドバイス,同じ評価をすることが重要(品質管理・保障) 看護師が使うシステムがテレフォントリアージを支えていることは間違いない.
処方・与薬のエラーは看護の領域でとても多い.ドクターのオーダーの考え違いミス
→介入に影響を与える.
Legal Issue In eHealth. :web botsの法的立場を考える必要がある.
→web bots:ネットワーク上の自動診断(モニタリングにも同じことが言える.
モニタリングの位置づけをどう考えるか?というのが重要.
開発サイドと使う側で考え方が異なる可能性まで考える必要があると思う)
患者とパートナーシップを組んで予防する仕組みを作っていく.
→運動,禁煙,太りすぎなど
CPRS (computerized patient record system):CPRSは患者情報をコンピュータ化したシステム.
処方する薬間の相互作用などを検索し,自動的にwarningを出す.それでも処方する場合には,その理由を必ず記載する.
医師等が入力するシステムには,Note領域があり,そこには患者記録を記載する部分がある.ここには標準化されたテンプレートがあり,
それに基づいて記入する.自由に記述する部分ではあるが,入力者が同じ位置づけで記述することになる.自由に記載する部分にも,
標準化が必要である.
BCMA (Bar-Code Medication Administration):薬,投薬管理システム
いろいろな職種の人を交えてシステム(教育,病院内)を作っている.こうすることでさまざまな新しいアイデアが出てくる.
ITの導入が成功か失敗かは患者のoutcomeやケアがどれだけ改善したかだけで評価できる.
VAのテレヘルスは全米で一番規模が大きい.2010年までには5万人が利用すると予測.入浴介助,料理介助の人も含まれるようになる.
今は介助を必要とする人は含まれていない.これからはvisiting nurseではなく,ヘルパーの仕事も拡大している.