今回のシアトル研修では、アメリカの医療制度、医療体制を多くの施設で学びました。 その中から私はEvergreen Medical Centerテレフォントリアージセンターについて報告をします。 まず、トリアージとは災害時や緊急時に「治療優先度」を決めることを指します。 研修先のEvergreen Medical Centerテレフォントリアージセンターでは、 このトリアージを救急医療や地域医療に生かしています。テレフォントリアージの目的として、
が挙げられます.特にアメリカは非保険加入者が多く、金銭的に病院へ行くことができない患者さんが多いため、 そのような患者さんの相談や、正しい教育での予防医療の役割も担っています。 ここからは看護師によるトリアージについて学んだことを説明したいと思います。 トリアージは看護師(ナースプラクティショナー)が行います。ここで言うトリアージとは、 受付で得られた患者さんの状態からレベルを付けることをいいます。 レベル3→45分以内、レベル4→15分以内、レベル5→5分以内に電話を掛けなおします。 看護師が症状により、最も重篤な症状である主訴を元に500のガイドラインにそって質問し、 システムに入力することで結果が得られます.その得られた結果により適切な指示を出すとともに, 投薬を含めたアドバイスも行います。結果は「すぐに救急へ行く」など「1週間以内に病院へ」、 「自宅で療養」など幅広くあり、Evergreen Medical Centerテレフォントリアージセンターでは、 結果をただ読むのではなく、アドバイスを加えるようにしています。 これにより、患者さんも安心感が得られるそうです。
今回、見学をさせてもらい、初めてこのような仕事があることを知りました。現在の日本ではまだ、始まったばかりで、 認知度が低く、利用率も高くありません。皆さんもトリアージに興味を持ってみてください。 今回の研修は本当に充実した研修を送ることができました。勉強以外でもホームステイがとても良かったです。 私は英語が苦手でホームステイをするか迷っていましたが、ホストファミリーのシャープさん一家と過ごした2日間はとても楽しかったです。 シアトルマリナーズの本拠地−セーフィコフィールド−、オリンピック公園に連れて行ってもらいました。 別れ際では私は涙が出そうになりましたが、アメリカ人はそういうのがないらしく、さっぱりとした別れでした。 もう 1度シアトルに行きたいです。
イチローで有名なSAFECO FIELD
オリンピック公園にて
ホームステイ先の子ととても仲良くなりました!
シアトルの夜景